11月29日(水)から九段下のギャラリー册での研究科1年進級制作展にむけて、
安斉さんが制作中です。

彼女はキルンキャスティングというガラスの鋳造で作品づくりをしています。
原型をワックスでつくり、それに石膏をかけて、石膏が硬貨したら脱鑞(だつろう)といって、蒸気や熱で石膏の型からワックスの溶かして型から出します。
そうして、石膏の型にガラスを詰めて,電気炉でおよそ860度で焼成し、ゆっくりさまします。
石膏型を外すと、はじめにワックスで作った形がガラスの鋳造になります。
こうした、長い長い工程を経て、やっと完成です。
また、余談ですが、石膏の型に入れるガラスを色ガラスの粉を詰めて焼成する技法を,パート・ド・ヴェールといいます。
パート・ド・ヴェールはアールヌーボーの時代のエミール・ガレなどの作品でよく使われていた技法です。

安斉さんは今日は一日中石膏明け暮れていた様子です。。。
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